生きることの楽しみ

このようなヨーロッパ人を惹きつける写真が生まれてくる秘密は、「私はシャッターを押す時はいつも無になろうと思っている。最も大切なものに対してどれだけ無になれるか。その時、被写体も無になる」というところにあるようだ。ヨーロッパ人が写真を撮ると…

台湾初の総統直接選挙

共産党が国民党との和解や、国民党の政権回復に期待をかけても所詮、その願望は台湾社会で主流の意識とはかけ離れており、期待を裏切られる可能性が強い。総統選挙を前に、こうした現実が明らかになるにつれ、胡錦濤の「現状維持」路線は窮地に追い込まれ、…

沖縄の料理をひとことであらす

また、丼からどどんと盛りあがる物凄さ、切断面も露わな豚の足が山盛りではないですか。実際に手引を前にしているとなにも感じないけれど、こうして文字を連ねていると、なんだか猟奇的な食い物の絵が脳裏に乏んでしまう。けれどあなたも大城食堂の手引を目…

商品ファンドに長期運用資金が流入

金融危機ばかりでない。衣食住ならぬ「油食住」の連鎖が、○八年の経済変調のキーワードだった。一時一バレルー五〇ドルに迫った原油相場。英誌『エコノミスト』が「静かな津波」と評した食料高騰。これら油と食の根元には、住宅危機に対応して緩めた金融の蛇…

クレジットデリバティブとは

逆に金利下落となったケースでは権利放棄をして、固定金利貸出から得られる金利をそのまま受け取ることができます。エクステンダブルスワップとキャンセラブルスワップ「エクステンダブルスワップ」は、当初設定したスワップ期間をさらに延長できる権利を取…

家賃保証の「マイホーム借上げ制度」とは

担保価値が低い中古住宅。だが、その中古住宅の新しい活用方法が生み出されている。移住・住み替え支援機構が行っている「マイホーム借り上げ制度」だ。家を貸したい五〇歳以上のシニア層から家を借り上げ、二戸建てに住みたい子育て世代に貸す。その際、貸…

最近の合併事例

第二次審査においては案件公表が求められることを念頭に置くこと。第一次審査は合併計画が非公開の状態で受け付けてもらえますが、第二次審査においては合併による競争の実質的制限の有無をより踏み込んで検討するため、取引先等に対するヒアリング調査が予…

性来の世話好きで働き好き

退院して、訪問看護を受けながら共働きしているカップルもある。デイケアヘ通所して陶芸にいそしんでいるひともいるし、病いの軽くなった患者たちは、グループホームで共同で暮らしている。病院が借りあげた一戸建ての家が七戸ほどあって、そこに四〇人が分…

王朝のイメージアップ作戦

イラクのサダムーフセイン政権に参画するタルト人も、イラクの国家的利益とタルトというエスニック集団の利益、さらにそれぞれの個人の利益、イデオロギー上の利益などを配慮して、微妙な言動をしていると推測される。そうした動きもすぐれて政治的なもので…

「価格破壊」始まる

農協はいま地域農協の合併によって、急ピッチで組織の簡素化を進めている。現在の状況では、非農協系の飼・肥料、資材の販売会社との競争に勝てない。都市銀行や地方銀行との競争に勝てない。スーパーやコンビニの農村地域への進出に対抗できない。農協が合…

自分の未来像を実現する

変遷する道すじをどのように切り開いていくのかという観点から考えるのは理にかなっている。未来へいたる道はたいてい複数あるからである。アップルコンピュータ、AT&T、コンパック、ダンディ、モトローラ、ヒューレットーパッカードはいずれも、手のひ…

一気にイラク軍が勢力を盛り返す

不幸なことに、一六世紀には、クルディスターンは、オスマントルコ帝国とイうンのサファービー朝との戦場となってしまった。長期にわたって両国から脅かされたあげく、一六一二九年には、両朝はタルト人を無視して境界を設け、クルディスターンを分断してし…

地球上の炭素循環

一九八七年、カナダのモントリオールで国際会議が開かれて、フロンガスの製造、使用を二十世紀のおわりまでに全面的に禁止するという決議が採択されました。最近、フロンガスの代替物質が開発されて、廃止時期をはやめようとする動きが現実のものとなってき…

ファンドマネージャーの犯罪

誰が市場を守るのか。投資家の保護を誰が考えるのか、がはっきりしないのだ。「自己責任」という言葉はよい響きを持つが、市場のルールと倫理性、さらには論理性がきっちりと確立した上での「自己責任」である。ナスダックージャパンもマザーズも誰が最終責…

東証理事長のポスト

マーケットが栄えるかどうかは、売買される「もの」と売買する「人の質」と「金」が集まるかどうかで決まる。株式市場だと、「もの」とは、しっかりした会社(銘柄)ということになる。売買する「人」には二つの側面が期待されている。ちゃんとした証券会社…

マザーズの空騒ぎ

ネットバブルに踊った起業家の多くは「情報を提供する時は、株主、投資家すべてに平等でなければならない」という大原則を理解していない。「日経と外資系証券会社のアナリストとベンチャー・ファンドが三位一体となってネット株を煽った」(前出、財閥系企…

日米の新興市場の違い

一九九九年の米国では、株式の新規公開により、毎月ト人以上の一億ドル長者(百億円の富豪)が誕生したという。ハイテク産業のメッカ、シリコンバレーでは、ストックーオプション(企業が特定の価格で、ある限定された期間内に、株式を買い戻すことができる…

「B&Bの会」

こうした錬金術に心を奪われたベンチャー起業家が、石原のネットワークに参加するようになるのに、さほど時間は必要としなかった。ベンチャー起業家には昔から株大好き人間が多かった。彼らが集まる有名な会に、故・新井将敬代議士を囲む異業種交流会「B&…